国立塩原視力障害センター

外来診療の中では、病気の治療のお話がどうしてもメインになってしまい、

見え方で困っておられたり、日常生活でご不自由を感じておられる場合、

なかなか詳しく相談にのることができず日頃申し訳なく感じています。

困っておられる状態に対して、何か補助的な道具、見方の方法、訓練施設などの情報の提供を、

これからは積極的にご案内していきたいと思います。

今日は国立の障害者支援施設の『国立塩原視力障害センター』を、紹介させて頂きます。

『国立塩原視力障害センター』は、国立の障害者支援施設です。

視覚に障害のある方に対して、自立生活から就労までの支援を行うセンターです。

受けられるサービスの内容は

『自立訓練（機能訓練）』: 補講をはじめ、調理・洗濯や、点字・パソコン操作など、自立した日常生活を送るための訓練。
訓練期間は　約半年。
原則として個別の指導。
１５歳以上の方。
定員　：　１０名
視覚障害による身体障害者手帳の交付、障害福祉サービスの受給者証の交付を受けた方; 　　　
『就労移行支援（養成施設）』: 高校卒業以上の学歴を持つ方の課程になります。
入試がありますが、国家試験である　「あん摩マッサージ指圧師」; 「はり師」「きゅう師」になるための教育が受けられます。
DAISY（録音図書）、E-テキスト（電子教材）、点字等を活用して学習。
３年間で国家試験の受験資格が得られます。; 　　　
『施設入所支援』: 希望する方は全員寮を利用することができます。
管理栄養士が献立を作成した、バランスの良い食事の提供が受けられます。
お風呂は温泉で、毎日の入浴ができます。;