眼科では目の症状を改善するために、「飲み薬」「目薬」「軟膏」を処方させて頂きます。
今日はその中で、「目薬」をさすタイミングのお話をしたいと思います。
「目薬」は、病気によってその治療成分が異なって入っていますし、薬の効いている時間も異なります。
例えば、『緑内障』の眼薬は、まずは眼圧を下げる目的があるのですが、
点眼の回数が薬によって異なります。
それは、点眼した目薬の効いていてくれる時間によって点眼回数が変わってきます。
1回点眼すると、「薬の効き目が12時間持続しますよ」という薬の場合は、
「1日2回」の点眼で24時間効果が持続します。
「8時間効き目が持続しますよ」という薬の場合には、
「1日3回」でいいですよということになります。
同じように『ドライアイの眼薬』は、症状にもよりますが
「1日5~6回点眼」を医師から指示を受けることがあります。
そうなると、「4時間毎に目薬を眠らずにつけなくてはならないの?」ということになります。
でも、睡眠時間を減らしてまで点眼をするということは、
ストレスになりもっとドライアイの症状をひどくしてしまうことも考えられるので、良くないですよね。
では、「どうやって1日6回点眼すればよいの?」というと、
起きている時間を点眼回数の6回で割って、何時間毎に点眼をするようにします。
例えば、「7時起床で22時就寝の方」であれば、
7時-10時-13時-16時-19時-22時というように、
ライフスタイルに合わせて2~3時間毎に点眼をすると良いかと思います。
また、いくつか複数の眼薬をつかって頂いている方の場合は、どうしても点眼する時間が重なってしまいます。
そういった場合は、1種類点眼して頂いた後、5分ほど時間を空けて頂いてから、
次の眼薬を点眼して頂くとどちらの目薬もしっかりと吸収されて効き目が期待できます。
現在処方されている目薬の点眼のタイミングが気になる方は、
お気軽に医師、スタッフに ご相談下さい。
ご案内させて頂きます。