花粉症は 大人にとってもお子さんにとってもつらいものです。

    

 対策も花粉に近づかないことにつきますが、
 
 

 お子さんの場合かゆみが生じた場合 我慢することはとても大変です。
 
  

 遊びながら汚れたままの手で眼をこすってしまうと、眼の表面にキズができ、

  

 そこで菌が繁殖し二次感染を生じることもあります。

   

 睡眠中に知らぬ間に目を強くこすり、傷をつけてしまうこともあります。

   
 

 またアレルギーの反応は、

  

 スギ花粉のほかにも他の植物の花粉やダニ、ハウスダスト、動物でも起こります。

   

 お子さんのアレルギーの原因を血液検査で調べるのも

  

 適切な対処法を選ぶことができるので大切です。

 
 

 文部科学省が2004年に全国1227万人の児童・生徒を対象に行った
 
 アレルギー疾患の調査では、

   

 アレルギー性結膜炎が3%、アレルギー性鼻炎が9%あり、花粉症も含まれるとのことです。

   
 

 そして眼科的に心配なのは、こすってしまた傷からばい菌が入る感染症です。

   

 ひどい炎症を起こしてしまうと、

  

 透明なはずの角膜に傷痕として白い濁りが残ってしまうこともあります。

 
 
 傷痕の白い濁りは 治してあげることができません。

  

 また濁りが強いと視力にも影響がでることがあります。

   

 かゆみは 大人も同じですが特にお子さんが我慢をすることはとても大変ですので、

  

 症状が軽いうちにお薬で軽減してあげることが大切です。

    

 お子さんがかゆみを訴えた時には 早めの眼科受診をお勧めします。

  
  

 追記:ウェザーニューズにて 花粉症の調査を行った結果が発表されました。
 

     ・お子さんの花粉症デビューの平均は7.4歳で、
 
     ・4~6歳の幼児で発症する割合が27.4%で最も多い。
 
     ・医師の中でも、約9割が子供の花粉症が増加しており、
 
     ・花粉症の若年化を実感している。
 
     ・原因ははっきり解明されてはいないが、昔と食生活が変化し、
 
      若い時から高タンパク、高カロリーの食事をとる子供が増えている。
 
     ・免疫力の低下を要因の一つとして捉える医師もいた。
 
      幼児での発症が最も多いことについては、
 
     ・幼稚園・保育園に通うことでそれまでに比べ外に出る機会が増え、
 
      花粉が体内に入りやすくなることが原因の一つかもしれない。
 
      子供の花粉症の症状を抑えたり、発症を遅らせるための対策としては、
 
     ・食生活に気をつけ、花粉シーズンはマスクの着用など
 
     ・体内に花粉を取り込まないように工夫することが重要。
 
 

     (ウェザーニューズのホームページに詳しく説明されております。)