最近は目を大きく見せて強調させるお化粧方法として、
まつ毛の間を埋めるようにアイラインを塗ったり、
下まぶたの際にアイシャドーを塗ったりする方法が女性雑誌でよくみかけます。
目が大きくなり魅力的になるのですが、
目にとってはドライアイを起こす原因となってしまいます。
まぶたの縁には、
『マイボーム腺』と呼ばれる油を分泌する腺があります。
実は 涙の一番上の層は油で覆われています。
その油層のおかげで、涙の水分はすぐに蒸発することが防げ、
目の表面のうるおいを保つことができます。
アイラインや目の縁ギリギリのアイシャドウは、
『マイボーム腺』の開口部を塞いでしまうことにより、
油が分泌されず涙が蒸発しやすくなってしまいます。
ドライアイになると、目の表面の涙の層が不均一になり、
目のかすみや痛みを生じるようになってしまいます。
アイメークは控えめにして頂いて、目のかすみや痛みがあるようであれば、
眼科で目の状態を診てもらうと安心かと思います。