普段あまりテレビを見ないスタッフが、
最近心を奪われているのがNHKの『ためしてガッテン』と『きょうの健康』。
(興味のある方はホームページをご覧下さい。惜しみなく情報が掲載されております。)
最近感動を受けたプログラムは、『アルツハイマー病制圧3原則』。
アルツハイマー病の原因は、
脳内に溜まるβ(ベーター)タンパクと呼ばれる(脳の神経細胞が作る「ゴミ」のようなもの)物質だという説が、
現在世界中の学会の主流になっているそうです。
治療薬の開発も、この説に基づいて行われています。
βタンパクが脳に溜まり始めてから、
症状が出るまで約20年かかると考えられているそうです。
で、で、その間に何か予防の手だてはないのだろうか?ということになります。
予防方法としては、
『有酸素運動をする』..1回20分汗ばむ程度の運動を週2回すると、危険度が1/3になり
『話し相手を持つ』… 会話をすることによって脳が活性化し、
何か役割を持つことも脳が活性化すると、
会話が乏しい人に比べて発症率が1/8になり
『生活習慣病にならない食生活』…「高血圧」があると1.97倍、
「高コレステロール」があると1.89倍、
「肥満」があると2.09倍
危険度が増すことがわかっているそうです。
この3つの病気があると、脳への血流に影響が出たり、
β(ベーター)タンパクを溜まりやすくすることにより、
『アルツハイマー病』になりやすくするのではないかと考えられています。
これはすごい情報です!
脳内に溜まるβ(ベーター)タンパクが溜まり始めてから、
症状が出始めるまでに約20年かかると考えられているそうです。
その間に、上記の3つのことに注意をすると、予防できるかもしれません。
また、アルツハイマー病の患者さんに起こることがある 「妄想」 「徘徊」 などの
「周辺症状(BPSD)」を抑える『抑肝散(よくかんさん)』という漢方薬がみつかったそうです。
このお薬を2週間~1ヶ月飲み続けると、
妄想や興奮などの周辺症状が抑えられる効果が確認されました。
薬を飲んだ患者さんのご家族の話では、
患者さんの気持ちが落ち着き、笑顔も増えるようになったそうです。
そして家族とのコミュニケーション、会話もとれるようになったと変化が起こったそうです。
『抑肝散』は漢方薬になりますので、処方を希望される場合は、
医療機関に相談してみてください。
詳しくはNHKの『ためしてガッテン』のホームページをご覧ください。
とても丁寧に説明が掲載されております。
『抑肝散』の研究をされたのは、日本の研究者の方とのこと。
日本の研究者の方たちすごいぞ!と思いました。