●萎縮型の治療
治療法はありませんが、滲出型に移行することもありますので、定期的に検査を受けることが必要です。
●滲出型の治療
<抗VEGF剤療法>
体の中には、脈絡膜新生血管の成長を活発化させる、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)という物質があります。
このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射し、新生血管の増殖や成長を抑える治療法です。
治療効果の出方には個人差がありますので、長期にわたって注射を継続する必要があります。
<光線力学的療法>
光に反応する薬剤を血管内に注射した後に、病変部にレーザーを照射する治療法です。
正常な網膜に影響を与えない程度の弱いレーザーによって薬剤を活性化させ、網膜へのダメージを抑えながら脈絡膜血管新生を退縮させます。
<レーザー光凝固術>
脈絡膜新生血管をレーザーで焼き固める治療法です。
新生血管が中心窩にない場合は治療出来ますが、中心窩にある場合は実施出来ません。