国内のコンタクトレンズ使用者は、既に1,800万人を超えたと言われています。
コンタクトレンズの装用開始年齢も年々低下し、高校生、中学生、最近では小学生のうちから装用を始める子供さんもいます。
当院の「みるコンタクト」では、3月に入り進学や就職に向けてコンタクトレンズを作る患者さんが増えてきました。
コンタクトレンズの特徴
・矯正効果が高い
・物の見え方が変わらない(メガネだと物が小さく見えたり、大きく見えたり、ゆがんで見えることがある)
・左右の視力差があっても矯正できる
・メガネに比べ視野が広い
・激しい身動きや汗などでずれたりしない
コンタクトレンズの種類
<ハードレンズ>
涙の層を間に挟んで、角膜に乗せる様に装用するレンズ
使い捨てではない、長期間使用するタイプのレンズ
レンズのサイズが小さく目を覆う面積が少ないため、角膜への負担が少ない
光学性に優れているため、強度の乱視や円錐角膜の方におすすめ
<ソフトレンズ>
軟らかい素材で、角膜全体をすっぽり覆い、目の表面に固定されるレンズ
装用感が良く、初めての人でも慣れやすいレンズ
目になじみやすく外れにくいため、スポーツをされる方におすすめ
コンタクトレンズによる目の病気
・角膜上皮障害
・角膜浸潤、潰瘍
・角膜浮腫
・角膜血管新生
・角膜内皮障害
・巨大乳頭性結膜炎
など、正しくコンタクトレンズを使用しないと、目の病気につながる事もあります。
コンタクトレンズを安全に使うためには、定期検査を受ける事や、無理な装用をしない事、正しいレンズケアを続ける事が大切です。
自覚症状が全くないままに進行する病気もあります。例えその様な障害が起きても、定期検査を受けていれば、軽症のうちに発見、治療が出来ます。
定期検査以外でも異常を感じたら、装用を止めて受診して下さい。