眼科で 処方される治療薬は、
めぐすりの形で 処方されるお薬が とても多いです。
病気・症状によっては、何種類かのめぐすりが 処方されることがあります。
たくさんの めぐすりが処方された際、
「効果的なめぐすりの使い方」が あります。
しかし、あくまでもこれは 基本的な考え方で、
詳しくは 医師の指示に従うようにして くださいね。
まず、考え方 ① として、「追い出し作用」を 考えます。
1種類めぐすりをして、その後 すぐに次を点眼すると、
先に点眼した薬剤が しっかり吸収される前に、
次のめぐすりに流されてしまい、
先の薬の薬効が 期待できなくなって しまいます。
ですから、複数のめぐすりを 点眼する際は、
めぐすりの 間隔を5分以上あけて 点眼して頂くと、
「追い出し作用」は、(それでも)多少回避できます。
しかし、点眼の性質によっては、
10分以上間隔をあけて 点眼するめぐすりもあります。
そして、もっとも治療に必要と思われるめぐすりを、
最後に点眼して頂くと、
目の中に 留まる確率が 高くなります。
めぐすりをつけて すぐに瞬きをすると、
まぶたが ワイパーの働きをして、
めぐすりを 押し出してしまいます。
めぐすりのあとは、静かに目を閉じていると
吸収が良くなります。