花粉症の患者さんを悩ませる秋の花粉の時期がやってきました。
春の花粉症は遠くに飛散する樹木が多いのに対して、秋の花粉症は草花に多いので、近付かなければ防ぐことができます。

代表的な植物はカモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ、カナムグラです。

花粉が目に入ると、花粉からアレルゲンが出てきて結膜に侵入し、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー症状を引き起こす物質が放出されます。
ヒスタミンは神経を刺激し、かゆみを引き起こしたり血管に作用し充血や目の腫れを引き起こします。
症状が出てきたら、悪化しない様に抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬、症状の強い時は内服で治療を行います。

症状が出る前から初期療法を行うと症状が軽くなることもあります。
花粉症の方は、早めの受診をお勧め致します。