緑内障シリーズの 2回目です。
◎ 緑内障になりやすい人はいるのでしょうか
眼圧が高い人は、緑内障になりやすく、進行も早いです。
近視のある人、あるいは高齢の方は、例え眼圧が正常でも
緑内障になりやすいことがわかっています。
◎ 緑内障になるとどんな症状が出ますか
症状には 『慢性』のものと 『急性』のものが あります。
日本人の頻度として 圧倒的に 慢性のゆっくり進むタイプの
緑内障が多いことがわかっています。
『慢性』のタイプですと、自覚症状としては 見えない場所が出現してきます。
初期 - 比較的狭い範囲で見えない または 見えにくい場所ができている
中期 - 見えない場所がさらに広がっていき
後期 - ほとんどの視野が欠けてしまい ごく一部の物しか見えない
最終的には真っ暗になって 失明してしまいます。
この変化がゆっくりと進行していきます。
変化は 年単位というよりは 10年単位でゆっくりと進行していく 怖い病気です。
どうしても 痛み等がなく進行してしまうので、 なかなか気がつきません。
日常生活では両眼で生活しているので、両眼共に悪くなって初めて気がつくことが
しばしばあります。
片眼だけ緑内障が進行していても、もう片眼に変化がないと、
見えている方の目で補ってしまうので、
両眼で見ていると、自分では ちゃんと両方見えていると
思ってしまいがちになってしまいます。
次回に 続きます。