平成17年度における 日本人成人の失明原因の1位は 『緑内障』でした。
そして、前年度まで1位だった 『糖尿病網膜症』 は 2位でした。
糖尿病は年々増加し、現在40歳以降の10人に1人が 『糖尿病』 と言われています。
糖尿病による目の病気の中で、特に 『糖尿病網膜症』 は、
「目が痛い」 「目がかすむ」 といった自覚症状がないまま
進行する怖い病気です。
ある日突然 『見えなくなった』 という自覚症状で 眼科を受診した時には、
病気はかなり進行した状態で、失明を余儀なくされることも覚悟しなくてはなりません。
糖尿病網膜症は、糖尿病になってから血糖コントロールを十分せずに放置していると、
7~8年から10年が経つ間に糖尿病の合併症として少しずつ発症することがわかっています。
進行具合は人によって異なりますが、
比較的若い40~50歳以下の糖尿病の方は進行が早いといわれていますので、注意が必要です。
まずは糖尿病の早期発見が大切ですので、健康診断はすすんで受けるようにし、
糖尿病と診断されたら放置することなく、血糖コントロールを内科で受け、
糖尿病網膜症の変化は起こっていないか眼科で眼底検査を受けるようにしましょう。
早期発見、早期治療で、失明という状況を防ぐことはできます。
先日、長野では20cmを超える積雪がありました。
皆様のお住まいはいかがでしたか?
道路が凍ったり、気温が低かったり…気をつけてお過ごし下さいね。
△癒し系の雪だるさん。眼科の前でお出迎えです。