最近は陽気も良くなり、外出しやすい季節となりました。しかし、まだ混雑する場所へ出向く事を控えたり、マスクが外せない状況だったりと、大変な日々が続いています。感染を防ぐ為、まだ日々の努力が必要な状況です。

目にも感染性の病気があります。その一つに感染性結膜炎がありますが、細菌やウィルスが白目の表面と瞼の裏にある結膜に感染し、炎症を起こす病気です。
黄色ブドウ状球菌や肺炎球菌などの細菌によるものと、アデノウィルスやヘルペスなどのウィルスによるものがあり、目やにが出る、充血する、目がごろごろする、涙が出る、などといった症状が出ます。

感染による結膜炎は夏や冬に特に多いのですが、昨年は例年に比べ結膜炎で受診される患者さんが少なかったです。外出を控える方が多かったからとも言われていますが、コロナウィルスによる予防対策が、他の病気への予防にもつながっていると考えられているとの事です。昨年はインフルエンザ患者も例年より減っているという報告がありました。

手洗い、うがい、マスクの装着など、流行性の病気を予防出来る効果が確かにある様です。これからも身近で出来る対策を実行し、感染予防を心がけていきたいものです。