スギ花粉症は、1960年代になってから『アレルギー』と明らかにされた病気です。
花粉症の原因は、花粉(アレルゲン)です。
花粉が目や鼻の粘膜に接触することで、アレルギー症状が現れます。
花粉症の症状は、
まず目の周りがかゆくなり、まぶたがはれぼったくなり、結膜がはれます。
ひどくなると結膜が目が隠れるほどはれてしまいます。
かゆいのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけ、
目がごろごろしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みが出たり、涙がでたりします。
花粉症の症状をやわらげるためには、
花粉の飛散時期には花粉から遠ざかることが第一です。
花粉から遠ざかるためには、
1.外出をなるべく避ける
2.マスク、眼鏡、帽子、マフラーを着用する
3.花粉を家の中に入れないようにする
4.ファストフードや加工食品の取りすぎに注意し、バランスのとれた食生活に改善する
5.タバコやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控えめにする
6.皮膚を鍛え、ストレスをなくすように心がける
とよいです。
治療は、症状が出たら、悪化しないように対処療法をきちんと行います。
薬剤としては、抗アレルギー薬のヒスタミンH1拮抗薬とメディエーター遊離抑制薬、
副腎皮質ステロイド薬などがあります。
これらを医師の指示に従って、点眼または内服します。
根気よく治療を続けると、次第にアレルゲンに反応しにくくなり、症状が軽くなっていきます。
医師の指示に従って、きちんと治療を続けることが大切です。