レーシックは 角膜をレーザーで削り屈折の矯正を行う手術です。
1度角膜を削ってしまうと 元の状態には戻すことができません。
ですから、レーシック前には適応検査を受け、
安全に受けられる基準を満たしているか検査を行い確認をします。
適応の基準は
①20歳以上(ただし、18歳以上で保護者の同意があれば手術を施行することもあります。)
②角膜やその他の眼の病気(円錐角膜・重症なドライアイ・緑内障・糖尿病網膜症など)がない こと
③非常に強度な近視の方(-10D以下の方)
④乱視の度が-3.0D以下であること
⑤角膜の厚みが十分あること(500μm以上)
⑥妊娠・授乳中でないこと
⑦向神経薬を服用していないこと
があげられます。
またレーシックがお勧めな方は、
①コンタクトレンズや眼鏡にわずらわしさを感じている
②左右の視力(近視度)がかなり違い、眼鏡では不便を感じている
③スポーツをするため、現在のコンタクトレンズや眼鏡では不便
④ドライアイ(軽度)やアレルギー性結膜炎などのため、コンタクトレンズが使用できない
⑤地震などの災害時に不安を感じる
⑥現在の視力では、希望する職業につくことができない
と 感じておられる場合 専門医に相談されることをお勧めいたします。
レーシックによる屈折矯正とは、光を曲げる力のある『角膜』に、
エキシマレーザーを10~60秒照射し、
精密に削ることにより角膜の屈折率を変え、結果として屈折を矯正します。
LASIK(レーシック)は、角膜の表層をマイクロケラトームという特殊な機器で薄く剥がし、
フラップ状に残した後、レーザーでその下を精密に削り、その後そのフラップを戻します。
このため痛みが少なく早期に視力が回復します。
レーシック 3 に続きます。