この冬は暖かい日々が続き、もう春を告げる花達が開きはじめています。
春の花達と共に花粉症の季節がやってきています。
毎年鼻づまり、目のかゆみなど様々な症状に悩んでいる方も多いかと思います。
花粉症はアレルギーの一種で、アレルギーの元となる花粉が鼻や目の粘膜に付着することで症状がおこります。
特に目の粘膜には花粉が入りやすく、それにより目に炎症が起き、目のかゆみ、目の充血、目やにが出る、目の痛み・異物感、涙、灼熱感、まぶたの腫れなどの症状が起こります。
治療方法は基本的には炎症を軽くする内服や目薬での対症療法が中心になります。
毎年のことになっている方は既にご存じかもしれませんが、症状がでる前に早目に治療を始める「初期治療」を行うことで、花粉の飛散がピークになる時期の症状を緩和することができます。
また、ご自身でアレルギーの原因となる花粉等の抗原になるものには近づかない、家には花粉を入れないように家に入る前に服を払う、外出時にはマスクや眼鏡、帽子を着用することで花粉症を予防することができます。
よく晴れた気温の高い日や雨が降った翌日の晴れた日は、花粉が多く飛散するので外出の計画を立てる時は気を付けたいですね。その際、TVやインターネットなどで発信される花粉の飛散情報も有効活用してください。
加えて、食事や睡眠などの生活習慣に気を付けることで自律神経のバランスを保つこともアレルギーの症状を出にくくする対策になるそうです。
今年の花粉の飛散量は例年に比べ少ない予想だそうですが、適切な対処・対策で花粉の季節を乗り切ってください。
新型のウイルスで落ち着かない日々が続きますが、どうか早く快適な春が訪れます様に。