先日、Nikonがカメラ本体機の国内製造を終了するとの発表がありました。
Nikonというとカメラのイメージを持っている方も少なくないと思いますが、医療、また眼鏡のレンズの生産も行っています。
ニュースを聞いて、当院にあるNikonのレンズを探してみました。
1つは医師が診察時に使うレンズ
もう1つは近用アシストリラクシーレンズ(NRCレンズ)という老眼がはじまった頃の年代に使う調節を和らげ眼への負担を減らすレンズがありました。
眼科ではレンズを色々な場面で使います。
視力矯正からはじまり、医師の診察時、眼底検査、レーザー治療時、白内障の手術でも眼内レンズを入れるのが標準的な手術方法です。
眼という小さな器官を見るため、屈折異常(近視・遠視等)や老眼の人が見たい部分に焦点をあわせるため、また眼科医の診察や治療のためレンズは眼科にとって必要不可欠なものです。眼の仕組みもカメラの仕組みに例えられることもあり、カメラとレンズと眼科は切っても離せないものではないかと思います。
完全にNikonのカメラが製造終了する訳ではないのですが、老舗メーカーの国内生産終了のニュースは少し寂しい気がしました。
そんな別れのニュースもありますが、4月は出会いの季節。
色々な所で入学式・入園式が行われましたね。
温暖化の影響もあり長野県では珍しく満開の桜の中での出会いの式でしたがとても華やかだったことでしょう。
コロナウイルスの影響で落ち着かない中ですが、その1ページがカメラにも心にも残る良い日であったらと思います。
皆さまにとって素晴らしい新年度であることを祈ります。