●白内障手術について
現在、白内障手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し(=超音波水晶体乳化吸引術)、人工のレンズ(眼内レンズ)を入れるという方法で行われています。
白内障が進行して、水晶体の核が固くなっている場合は、核を丸ごと取り出すこともあります(=水晶体囊外摘出術)。

点眼薬で眼の表面の麻酔を行い、血管のない角膜部を切開するので、痛みや出血はほとんどありません。
角膜の2ヶ所を切開して手術を行いますが、傷口が3㎜および1㎜と小さいため、縫合しなくても約1週間で自然に塞がります。

手術時間は5分前後ですが、水晶体囊が弱い等で、特別な処置が必要になった場合は、数十分程度の時間を要する場合もあります。


                                  画像提供:参天製薬株式会社