せんきあんてん、と読みます。最近では認知度が上がった病名の一つかと思われます。


症状>
視界に突然、ギザギザした光が見え、目の前が見えづらくなります。この状態が10数分から、4~50分程続きます。これが治まったあと片頭痛が起こることがあり、ひどい場合には吐き気や嘔吐を伴うこともあります。



原因>
物を見る中枢がある後頭葉(脳の後ろ)に血液を送っている血管が収縮することによって、血液が一時的に不足するために起こると言われています。
片頭痛は血管が元に戻る際に拡張し過ぎてしまうために起こります。したがって、血管が拡張し過ぎず、血流が正常化するようであれば片頭痛は起こらない場合もあります。

治療>
片頭痛は10~30代の年齢層の方に起こりやすく、その発症頻度は様々です。年月とともに、次第に症状の出現する頻度が減る場合が多いですが、頻繁に起こる場合は、血管拡張剤を使うこともあります。

閃輝暗点は片頭痛の前兆の症状で起こるとありますが、高齢の方で、閃輝暗点だけが起こる場合は、脳の器質的病変を伴うことがあり、詳しい検査をした方が良い場合もあります。