12月に入り、インフルエンザ感染のニュースを耳にする様になりました。
当院もアデノウィルス感染による流行性結膜炎(はやり目)や、咽頭結膜熱(プール熱)の患者さんが増えてきました。
流行時期は7~8月がピークとされていますが、一年中感染する可能性があります。

流行性結膜炎は潜伏期間7~14日で発病し、充血、目やに、涙、ごろつきや、耳前リンパ節の腫脹などの症状が出ます。
咽頭結膜熱は潜伏期間5~7日で、充血、目やになどと一緒に、咽頭炎によるのどの痛みや高熱が出ることがあります。

いずれも特効薬はなく、抗菌点眼やステロイド点眼などを使用します。手洗いをしっかりして、ウィルスに対しての抵抗力をつけるために、十分な睡眠をとり体力を落とさない様にしましょう。

感染してしまった場合は、家族や周りの人に広めない様に、タオルは別にしてお風呂は最後の方が良いです。
保育園、幼稚園、学校は出席停止になりますので、医師の許可が出るまでお休みして下さい。

これからの時期、インフルエンザや結膜炎などのウィルスにかからない様に気を付けて、寒い冬を乗り切りましょう。